疲れやすい、顔色が悪い、喉が渇く――こうした不調は、体を巡る3つの要素のどれかが足りていないサインかもしれません。今回からは、東洋医学で体を作り、動かしていると考えられている「気血水(きけつすい)」を紹介します。
これまで「陰陽」「五行」という物差しを紹介してきました。今回は、体の中を実際に巡っているものの話です。
東洋医学では、体を作り、動かしているものを大きく3つに分けます。「気(き)」は体を動かし温めるエネルギー。「血(けつ)」は栄養を運ぶ、血液に近い働き。「水(すい)」は体を潤す水分です。
気が足りなければ疲れやすく冷えやすい。血が足りなければ顔色が悪く乾燥しやすい。水が足りなければ喉が渇きほてりやすい。こうした症状は、この3つのうちどれが不足・停滞しているかを示すサインだと考えられています。
そして気血水は、それぞれ独立して働いているわけではなく、お互いに支え合っています。気が血を巡らせ、血が気を養い、水が全体を潤す、という具合です。だからこそ、1つの要素の不調が、他の要素にも波及しやすいのです。
次回からは、気・血・水それぞれの「不足」だけでなく、「滞り」まで含めたバリエーションを、1つずつ詳しく見ていきます。それぞれのタイプを知ることで、今の自分の不調がどこから来ているのか、手がかりをつかみやすくなります。
まとめると、気血水とは、体を作り動かす3つの要素です。次回から、それぞれの不調パターンを1つずつ深掘りしていきます。
次回は、気が足りない状態「気虚」を取り上げます。エネルギー不足のサインに心当たりのある方は、ぜひご覧ください。
ご自身の気血水バランスを詳しく知りたい方には、東洋医学講座もご用意しています。


コメント