喉が渇く、肌がカサつく、便が硬い――それは、体を潤す水分が足りていない「津液不足(しんえきぶそく)」のサインです。今回は、気血水(きけつすい)の「水」のパターン、1つ目を紹介します。
気・血ときて、今回からは「水」のパターンです。まずは津液(しんえき)が足りない状態からお話しします。
津液不足とは、体を潤す水分――汗・涙・唾液・関節液なども含む「津液」が不足している状態です。代表的なサインは、喉や口の渇き、肌や髪の乾燥、便が硬くなりやすい、目や鼻の乾き、といったものです。
実はこれ、以前紹介した「陰虚(いんきょ)」と、とても近い関係にあります。陰虚は体全体で見た「潤い・冷ます力」の不足であり、津液不足はその中身の1つ、というイメージです。ですので、養生のポイントも共通しています。水分をがぶ飲みするのではなく、こまめに、じわっと補うこと。乾燥する環境を避けること。辛いものや刺激物、アルコールの摂りすぎに気をつけること。白きくらげ、梨、豆腐、山芋といった、みずみずしい食材を意識的に取り入れることが効果的です。
まとめると、津液不足とは体を潤す水分の不足であり、乾燥のサインが目立つ方は、水分の”摂り方”を見直してみてください。
次回は逆に、水が滞る「痰湿・水滞(たんしつ・すいたい)」を紹介します。むくみや重だるさが気になる方は、ぜひご覧ください。
潤い不足の養生法についてより詳しく知りたい方には、東洋医学講座もご用意しています。


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