朝からもう疲れている、風邪をひきやすい――それは、体を動かし温めるエネルギーである「気(き)」が足りていないサインです。今回は、気血水(きけつすい)の不調パターンの1つ目、「気虚(ききょ)」を紹介します。
前回、気血水の全体像を紹介しました。今回はその1つ目、気虚について詳しくお話しします。
気虚とは、体を動かし温めるエネルギーである「気」が不足している状態です。代表的なサインは、疲れやすい、だるい、声に力がない、息切れしやすい、風邪をひきやすい、汗をかきやすい、食後に眠くなる、といったものです。がんばり屋さんほど、気を使いすぎて気虚になりやすい、という傾向もあります。
気は、食べたものと呼吸から作られると考えられています。だから気虚のケアは、消化に負担をかけすぎない、規則正しい食事を意識することが基本になります。よく噛んで、腹八分目を心がけるだけでも、気の材料をしっかり作る助けになります。
また、気は「動く」ことでも消耗するため、頑張りすぎず、こまめに休むことも大切です。特に、体力の限界近くまで働き続けるような生活は、気を使い果たしてしまいやすいので注意が必要です。「疲れる前に休む」という意識が、気虚の予防につながります。
まとめると、気虚とはエネルギー不足の状態であり、疲れやすさや風邪のひきやすさがサインです。無理をせず、こまめな休息を心がけてみてください。
次回は、気が「巡らない」状態、気滞(きたい)について紹介します。ストレスとの関係が深いタイプですので、あわせてご覧ください。
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