全42話にわたって、東洋医学の成り立ちから、陰陽、五行、気血水、五臓六腑、経絡経穴、病因、そして弁証まで、一緒に見てきました。今回はその総まとめをお届けします。
東洋医学は、2000年以上の観察と経験の積み重ねでできた、体系立った医学です。陰陽は、対になる性質のバランスで体を見る物差し。五行は、体の働きを5つのグループに分け、助け合い・抑え合いの関係で見る物差しでした。この2つに「虚実」を組み合わせることで、陽虚・陰虚・陽実・陰実という4タイプ、そして気血水それぞれの過不足パターンまで、体の状態を細かく読み解けるようになります。
五臓六腑は、その働きを生み出す本部であり、経絡経穴は、それを全身に巡らせ、外からアプローチするための通り道です。そして病因――六淫、神と七情、不内外因を知ることで、「なぜ今の状態になったのか」という原因まで考えられるようになります。
これらすべてを組み合わせるのが「弁証(べんしょう)」でした。バラバラに見えていた不調のサインは、実は一貫した体からのメッセージであり、これらの物差しを知っていれば、自分自身でもある程度読み解けるようになります。
不調は、原因のわからない不運ではありません。体は常に、陰陽・五行・気血水・五臓六腑というサインを通じて、今の状態を伝えてくれています。このシリーズの内容が、みなさんが自分の体と向き合う際の、小さな地図になれば嬉しく思います。
とはいえ、文章だけでは伝えきれない部分や、ご自身の体質に合わせた詳しい見立ては、やはり直接お話しするのが一番です。東洋医学講座では、これまでの内容をベースに、あなた自身の体質を一緒に見立てていきます。耳つぼ講座では、経絡経穴の回で紹介した内容を、実際に体験していただけます。長いシリーズにお付き合いいただき、ありがとうございました。ぜひこの機会に、講座もチェックしてみてください。
まとめると、東洋医学の見方はすべてつながっており、弁証によって1つの体の地図として読み解くことができます。


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